今月の母の日に向けて、我が家にロボット掃除機がやってきました。と言っても、頂いた商品券をコツコツ貯め、ようやく時期を待っての購入です。日にちがわかるロボットは、我が家の間取りを把握し、タイマーで作動してくれます。何よりも「やってあげた」と威張ることなく、私を黙々と助けてくれる姿に本当に感動します。こんなに私のために働いてくれる家電は今までになかったとロボットに感謝です。
しかし同時に家事に手を抜くちょっとした罪悪感もあり、もしかすると昔々、炊飯器や洗濯機が誕生し、初めて購入した人はこんな気持ちになったのかもなあと想像しています。
それでもあることに気づいたのです。寝ている間にロボットに機嫌よく働いてもらおうとすると、散らかるものはもちろん、椅子、ゴミ箱まで上にあげ、電源コードまで配慮してから毎晩床につくことになり、もはや、私がロボットを使っているのではなく、使われているのは私の方なのではないかと。それでも助けてもらいたくて毎晩深夜に片付けしている自分にちょっと笑えています。
春も終盤になり、過ごしやすい季節になりました。木の芽時は体調崩しやすいとのこと、くれぐれもお身体を大切に。　　　　　　　　　　　　　　　　　
　 　 東岸佐優里