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《散歩でさんぽ》 道草121号より

2019316 日更新

今年はたくさんのスズメが家の庭や屋根にやって来ています。数えてみると60羽以上。みんなが同じ方を向いて止まっている姿がとても愛らしく、見つけると「雀の学校」をつい口ずさんでしまいます。なぜこんな大量に現れるのかを検索してみましたが、理由はよくわかりませんでした。しかし雀がいるのは縁起がいいことだと書いているのを見つけました。スズメは「幸運」を表す存在だそうで、その糞ですら海外では大変喜ばれ、体についたら「これから状況が良くなりますよ」という前触れだそうです。私の車にも結構被害があったのですが、それを知ってからは糞も「喜ばしいこと」と捉えるようになり、気が軽くなりました。スズメさんが来るのであればと、最近では固くなったパンを時々餌として庭に置いていたりもします。そして、いつか雀の恩返しをこっそり期待しています。
鳥といえば、家の周りにいるカラスには何年も前から「おはよう」の挨拶はもちろん、「今日も寒いね」「クーチャン、いつも真っ黒で綺麗やねえ」などと必ず話しかけています。それも何かの番組で「カラスに挨拶をするとその家には悪さをしない」というのを知ったのがきっかけで、今では私が車で帰っても、あまり逃げなくなりました。向こうはきっと私を認識できていると思いますが、残念なことに私の方はどの子を見ても判別ができず、声をかけているのが1羽なのか複数なのかもわかりません。
本格的な春がもうそこまでやって来ています。やはり一番好きな鳥の声は「ひばり」。澄んだ青空高く鳴きながら飛んでいくひばりの姿はのどかさを感じさせてくれます。早くそんな季節が来て欲しいです。
もうすぐ桜のシーズン。
今年も素敵なお花見を満喫くださいますように。    東岸 佐優里