topics

《散歩でさんぽ》 道草115号より

2018913 日更新

例年になく暑い夏がようやく落ち着き始め、風に秋の匂いが漂っています。「夏の思い出」という言葉を耳にしますが、たくさんの思い出ができる活動的な季節といえば夏というイメージです。私もこの夏は生まれて初めてのことを体験しました。ぬいぐるみを被るお仕事です。テレビやイベントなどで活躍しているキャラクターはよく見かけますが、自分がそこに入る日が来るとは想像もしていませんでした。立っているだけで小さな女の子に握手を求められて、自分が人気者になった気がしてとっても嬉しいのですが、実際のその動物の中は、見えないのと暑いのとの辛さが被り物の頭の重量と一緒になってのしかかる苦しいお仕事です。私の被ったキャラクターは目がとても大きいのですが、実際に見える穴は直径2センチほどで、私の目の位置とはかなりズレていてよく見えなくて、足元にいた子供さんにぶつかることもありました。
それでも8月の炎天下、モコモコのうさぎを着てアコーディオンを抱えて、たくさんの小さなお友達と思いっきりはじけてきました。その様子が毎日びわこ放送で流れているようです。1年間流れるので暑い中命がけで頑張っているピンクのうさぎをまたどうか見つけてください。
文化の秋、スポーツの秋、旅をする秋、本当は秋の思い出の方が沢山できるんじゃないいのかな。平成最後の秋が皆様にとりまして色んな良き思い出が季節になりますように。
ありがとうございます。東岸 佐優里