＜散歩でさんぽ＞　夏休みに入り、クラブ帰りの高校生を多く見かけるようになりました。昔、運動帰りの男子高校生のそばを通ると頑張った勲章の汗のにおいがしました。特に男子クラブの部室はドアが開いているだけでも息を止めて前を通ったものでした。ところが最近になって、運動帰りであろう子供たちがあふれる電車の中やコンビニなどでも汗のにおいを感じることがまったくなくなりました。遠征試合のバスの送迎をしておられる方が「試合帰りの子供たちが乗った車内は大変良い香りがして驚きますよ」と話しておられました。汗をかいた後、子供たちは消臭シートで全身を拭き、デオドラントスプレーで制汗して、柔軟剤の効いた服に着替えるといいます。そんな子供たちはひとりひとりがとても良い香り。また、柔道部の子が練習相手の柔軟剤の香りに癒されるといい、うちの息子の同級生にはユフォームの香りを嗅いで、それが誰のものかがわかるという効き洗剤の子もいたくらいです。夏・運動・汗といえば当たり前の光景ですが、香りに関してはずいぶん時代は変わったなあと思います。今、開催されているリオ・オリンピック。選手たちの汗の沁み込んだユニフォームを見る目も変わりそうです。来月の音楽の散歩道は通常通りの第２木曜日9月8日です。暑さ残る中とは思いますが、次回のご来場も心よりお待ちしています。東岸佐優里