今月は、灰谷美音子さん、灰谷亜由美さんのピアノ演奏でした。
2台のピアノが舞台上に配置され、連弾、デュオ、ソロの三種の弾き方で7曲が披露されました。
今回のような演奏形式では、2台のピアノの呼び方を1stピアノ（お客様から見て左手側）、2ndピアノ（お客様から見て右側）と言います。また、連弾とは、１stピアノをを2人で演奏、デュオは、2台のピアノを1台を１人で演奏、ソロは１stピアノを1人で演奏することです。

1曲目、2曲目はメドレーで、1曲目は静かで瞑想的な雰囲気で「ぞうさん、木星に行く」（ぞうさん、ツァラトゥストラはかく語りき、木星（ジュピター））を、2曲目は春が待ち遠しく軽快な感じで「OH！牧場の運動会」（天国と地獄、おお牧場は緑、こぎつね、メリーさんの羊、草競馬）がそれぞれ連弾で演奏されました。3曲目は「2台のピアノのためのソナタ　ニ長調　K．448」（モーツァルト）がデュオで、4曲目はお客様からリクエストを頂いていた「テネシーワルツ」をソロで楽しんでいただきました。5曲目からはガラリと雰囲気が変わり後半へ進みます。情熱的で躍動感にあふれる「リベルタンゴ」（アストル・ピアソラ）、6曲目（ミヨー）の「スカラムーシュ」がそれぞれデュオで演奏されプログラム全てが演奏されました。スカラムーシュは3つの異なった調子で演奏された所が見どころだったと思います。アンコールには「ハンガリー舞曲　第5番」（ブラームス）が連弾で演奏されました。約50分間のステージで世界旅行が出来たような夢の一時を過ごすことができました。

写真左より灰谷美音子さん、灰谷亜由美さん