＜散歩道でさんぽ＞
携帯電話からスマートフォンに変えて２年。当初は戸惑うことが多く、なんでこんな物を買ってしまったのかと後悔しきりでした。小さい画面を動かすのに、太い指先が邪魔して誤操作だらけ。「携帯なら困ることなど何もなかったのに。」と思い、もう一度機種を戻そうかと考えた時期もありました。しかし少しずつスマホに慣れ、ようやく最近は使いこなせるようになりました。スマホは自分の興味のあるプログラムを“お取り寄せ”して記憶できるので、仕事の時はメトロノームやチューニングとして使いますし、また画面がピアノ鍵盤に変身するのも便利です。もちろんその時々に合わせて、カーナビやラジオ、カメラ、文庫本、ヨガの先生にも一瞬で変身してくれます。最近一番感動したのは、聴きたい時に聴きたい曲がすぐに聴けること。クラシックのプログラム（アプリ）を開くと、80チャンネルにのぼる局が作曲家や楽器別に一日中曲を流しています。また別の所を開くとフォーク、演歌、ポップスなど全てのジャンルのアルバム曲、シングル曲が無料で聴けます。こんな時代が来るなんてすごい。ラジカセをテレビの前に置いて歌番組を録音していた頃が遠い記憶です。そうしてますます音楽が生活の中に溶け込んでいるこの頃です。

厳しい暑さが続きます。ご自愛ください。来月の音楽の散歩道は９月11日です。
ご来場を心よりお待ちしています。ありがとうございます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
東岸　佐優里