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《散歩道でさんぽ》道草65号より

2014710 日更新

 今年も美味しい「おどぼ」の季節がやってきました。

 「おどぼ」は京都が語源のようですが、湖東地域でも昔からぬか漬けのことを「どぼ漬け」や「おどぼ」と言ってきたように思います。ぬか床を毎日かきまぜることができないズボラな私は、冷蔵庫に保管してあるのですが、そう広くない冷蔵庫の段を、大きいガラス瓶のぬか床がもう何年も占領しています。
 そしてこれからがやっとそれが活躍するシーズンです。

 おどぼと言えば、この季節になると思い出すことがあります。
 昔は“はざけご飯”(お釜の最後飯)を必ず食べる習慣がありました。お釜にこびりついたご飯がもったいないからと、お湯をお釜に少し入れて、しゃもじでお釜にくっついたご飯をこそげ落としたものを茶碗にあけて食べた思い出です。白く濁ったお湯でできた薄いお茶漬けのような“はざけご飯”でも、生姜の効いたきゅうりのおどぼがあれば、それはそれで最高に美味しいと思えました。
 夏のご馳走「おどぼ」。ハンドル持つ手が臭う日もあり、意味は違えどすっかり「糟糠の妻」です。この夏も季節の味を楽しみながら元気いっぱいに過ごしていきたいです。

 一年で一番暑い季節になります。皆様も御自愛ください。